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おすすめ絵本・おもちゃ

今月のおすすめ絵本

寒さの中にも、少しずつ春の温かい日差しが感じられる季節になってきました。

春といえば、卒園や入学など節目の季節ですね。
新しい環境へ進むこの季節、ワクワクする気持ちもあれば、ちょっぴり不安な気持ちになっているお子さまもいると思います。
そんなお子さまの背中をそっと押してくれる、愛情たっぷりの絵本をご紹介いたします。新しい環境への思いを巡らせながら、親子で楽しい時間を過ごして下さいね。

さよならようちえん

出版社 : 講談社
著者  : さこ ももみ
定価  : 1,540円
対象年齢: 5歳~

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「さよならようちえん」

卒園、おめでとう!ななこちゃんは幼稚園を卒業します。
主人公のななこちゃんだけではなく、個性豊かなお友達を紹介していく形で、幼稚園での一年の思い出が描かれています。
幼稚園での生活が時系列で進められているので、お子さまと重なる部分も多く、思わずグッとくる親子様もいるのではないでしょうか。先生やたくさんのお友達との様々な思い出を振り返りながら、お子さまの成長をじっくり感じられる一冊になっています。
表紙をめくると、「もうすぐいちねんせいになる〇〇ちゃんへ そつえんおめでとう」と名前を書き込める欄があるのでプレゼントとしても、素敵な贈りものになりますよ。

おめでとうかいぎ

出版社 : 理論社
著者  : 浜田 桂子
定価  : 1,518円
対象年齢: 4歳~

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「おめでとうかいぎ」

今日は、ゆうきくんの卒園の日です。
「おめでとう、いよいよ一年生だね」とお祝いをされるけれど、一年生ってどんな感じ?学校はひとりで行くんだよね?先生は優しいかな?ゆうきくんが布団の中でなかなか眠れないでいると、「ゆうきくん、ゆうきくん」と声が聞こえます。そこには何と、通園で使っていた黄色いバッグの姿があったのです。
通園バッグや赤ちゃんのときに使っていた哺乳瓶、パンツたちが集まって来て、ゆうきくんとの思い出を語り始めます。そして、ゆうきくんのために特別な会議が始まるのです。
ゆうきくんみたいに、ちょっぴり不安な気持ちになっているお子さまの背中をそっと押してくれる絵本なので、きっと元気いっぱいに入学式を迎えることができますよ。

おはなしきょうしつ

出版社 : PHP研究所
著者  : さいとう しのぶ
定価  : 1,430円
対象年齢: 5歳~

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「おはなしきょうしつ」

鉛筆や消しゴム、ピアニカや上靴など、小学校で使うおなじみの道具たちが教室で愉快なおしゃべりをしています。
左右の上靴たちは「あした、おやすみだよね」「きれいにあらってもらえるんだね。たのしみだね。」と話したり、リコーダーとピアニカは一緒に「ド・レ・ミ・レ、うーん、ちょっとちがうなあ」と一生懸命練習したりと、それぞれ道具たちの会話がユーモアたっぷりに描かれています。
大人も読みながら思わず、「そんなこともあったな」と学生時代が懐かしくなるかもしれません。ひとつひとつのお話が見開き1ページで終わるので読みやすいですよ。
小学校に入る前のお子さまや、小学校低学年のお子さまにもおすすめの一冊です。

今月の木のおもちゃ

「トレインカースロープ」

50年以上も玉や車や人形が「転がる」おもちゃを作り続けてきたドイツの老舗メーカーベック社のトレインカースロープをご紹介させていただいます。

木の車や列車が滑って落ちていく音と様子は、木製ならではの優美さが際立ちます。
滑る音も心地よいのですが、穴に落ちる切り替え地点でのカシャカシャ、コトコトという音もなんとも愛嬌があります。
赤ちゃんが自分で車両を乗せられるのは1歳頃からになりますので、最初はお父さん、お母さんがやって見せてあげてください。 目や耳を働かせていろいろなものに興味をもつ赤ちゃんは、目を輝かせて喜びます。

車両を自分でつまんで持てるようになると、それを正しい位置に置くという動作も大切なポイントです。指先の動作、結果を想像する力、繰り返し楽しむ集中力は、自動に動く車や電車では身につきません。子どもの意欲を育てるには、わくわくする楽しい遊びをしたいという欲求が生まれることが大切です。
動きのあるものを目で追う「追視」の遊びでもあるので、4両つながった車両は動きが1両とは違ったわくわく感があります。

ドイツ・ベック社の創始者、クリストフ・ベック氏がデザインした傑作おもちゃ「シロフォンつき玉の塔」(またの名を「クーゲルバーン」という)も以前ご紹介いたしましたが、発売以来、世界中に輸出されて50年以上愛され続けている赤ちゃんから大人までも夢中になるおもちゃです。

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